プログラム詳細 本セッション
開会挨拶
時 間 | : | 10:30〜10:40 |
開会の辞 派生開発推進協議会 カンファレンス実行委員会 委員長 梶本 和博 来賓のご挨拶 横浜市経済局 成長戦略推進部 新産業振興課 環境・IT担当課長 早川 恵庸 様 |
1. XDDP導入を断わることのできない提案
〜「障壁の克服方法」研究報告〜
時 間 | : | 10:40〜11:15 |
発表者 | : | (株)日立製作所/派生開発推進協議会 T1研究会 八木 将計 |
 派生開発プロセスXDDPは、従来の「変更箇所を見つけ次第コーディングする」という開発とは異なり、できる限りコーディングを留保して変更箇所のレビューを徹底する方法であり、考え方を大きく変えなければいけないため、導入提案すら大きな抵抗を受けやすい。 一方、人の変化への抵抗は6つの階層があるといわれ、それを解消するURO (Un-Refusable Offer) という方法がある。  派生開発推進協議会 T1研究会では、XDDPのUROを実現するマフィアオファーシートを作成したので、その内容を報告する。 |
2. 混乱からの目覚め
〜USDMとの出会い〜
時 間 | : | 11:15〜11:50 |
発表者 | : | 日本電気通信システム(株) 岩松 洋史 |
 USDMを作成する際の入力情報として、客先から提示される要求仕様だけでなく、開発母体の調査資料も加えることで、影響範囲を明確にすることが出来た。 また、要求の理由を把握することで、要求仕様から抜け落ちている仕様を摘出することが出来、品質向上および開発工数の削減を図ることが出来た。  今回は昨年からの弊社の取り組みを紹介する。 プログラム2:講演資料(pdf:365KB)
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3. ソフト開発ほど計画的にできる職業はない!
〜硬派のホームページと出会って4年間 ほぼ残業なしをどうやって実現したか〜
時 間 | : | 11:50〜12:25 |
発表者 | : | たのしいソフト開発研究所 加藤 貴裕 |
 私がソフト開発業界に入ったのが1995年。それから約20年が経つというのに現場では残業してまで嫌々ソフト開発する人が後を絶ちません。私はパートナーとして様々な環境、プロジェクトで約4年間ほぼ残業なしでソフト開発を実現してきました。  未だに多くの人がもつ「ソフト開発に残業は必要」という常識。協議会代表 清水氏のホームページに出会ってから、どうして残業せずにできると思い行動したのか?そしてどのように実践したのか? 行動のきっかけから実践内容までご紹介し、一人でも多くの人に「ソフト開発に残業は必要ないのでは?」と気付いて頂けたらと考えています。 プログラム3:講演資料(pdf:889KB)
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4. ソースコード主体の派生開発からモデル主体の派生開発へ
〜設計の見える化による設計品質の維持と改善〜
時 間 | : | 14:25〜15:00 |
発表者 | : | (株)日立情報制御ソリューションズ/派生開発推進協議会 T20研究会 渡辺 滋 |
 XDDPは仕様の変更や追加に対処するための有効なプロセス手法であるが、そこではソフトウェア構造の劣化防止や改善までは示されていないので、派生開発では大きな課題となっている。  一方で、モデル駆動開発やモデルベース開発においても仕様変更、追加は例外なく大きな課題だが、こちらも対処方法は示されていない。  派生開発推進協議会 T20研究会では、XDDPとモデリング手法の融合により、これらの課題への対処方法を策定中であるため、その内容を紹介する。 プログラム4:講演資料(pdf:3,458KB)
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5. 開発工数・規模の導出におけるUSDMとPFDの適用
時 間 | : | 15:00〜15:35 |
発表者 | : | テクニカルジャパン(株) 蓑島 秀明 |
 顧客からの引合案件について開発工数の見積を行うも、顧客の想定した見積(予算)と折り合いが付かず失注するケースがある。 また、受注できた案件についても下位工程で仕様漏れが発覚するケースがあり、当初の見積工数を超過するケースは少なくない。 これらは見積が適切に実施されていないことに起因する”見積の精度”に問題があると考え、開発工数・規模を導出するための術(手法)が必要であると感じる。  開発工数・規模の導出において、見積の精度を向上させるためにどのようなアプローチでUSDMとPFDを適用しているのか、弊社の取組について紹介する。 プログラム5:講演資料(pdf:2,379KB)
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6. ExcelでXDDPを成功させるためのノウハウ
〜影響箇所の気づき、膨大なシートの検索を効率化し作成作業やレビューを活性化〜
時 間 | : | 15:35〜16:10 |
発表者 | : | セイコーエプソン(株) 井口 雅人 |
 私は2年間開発者としてXDDPに取り組み、Excelを使って成果物3点セットを作成し運用してきた。  その中で、Excelの使い勝手による様々な問題からトレーサビリティマトリックスをうまく活用できず、その効果を実感できていない。また、変更設計書のシートが大量になることにより、検索性が落ち効率的な開発やレビューが行えていなかった。  本発表ではこれらの問題を我々のプロジェクトでどう解決し・克服してきたか事例を交えながら紹介する。 プログラム6:講演資料(pdf:1,616KB)
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7. デジタル複写機のネットワーク開発への適用事例
〜楽に製品開発したい!!〜
時 間 | : | 16:20〜16:55 |
発表者 | : | リコーITソリューションズ(株) 宮浦 直人 |
 私が担当するプロジェクトでは、前身機に対し機能変更や追加をおこなったり、サードベンダやオープンソースを流用した機能搭載を、一定期間毎に繰り返す製品開発を行なっている。 本プロジェクトでは、限られた人員と期間の中で新製品の開発と市場で発生する不具合の対応を同時に進めつつ、双方のQDを確実に達成することが重要課題となっている。 この重要課題を克服するための手段としてXDDPに取り組んでいる。  プロジェクトへの導入から試行の間の工夫およびその結果として得られた効果と新たにわかった問題点に対する工夫について紹介する。 プログラム7:講演資料(pdf:365KB)
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8. 問題構造分析とPFDの併用による現実的・段階的な改善実践方法の提案
〜PFDを使いこなす能力を確実に身に着けるために〜
時 間 | : | 16:55〜17:30 |
発表者 | : | (株) HBA 安達 賢二 |
 派生開発においてPFDによるプロセス記述やプロセス設計運営が提案されているが、その実現は容易ではないと実感している。  そこで現在われわれが改善支援時に活用している ”問題構造分析=問題構造図構築” と ”PFDによるプロセス記述” を併用することにより、現場メンバーが自らの力で改善を回しながら、最終的にPFDプロセス記述を使いこなすレベルに到達するための具体的な手段を提案する。 プログラム8:講演資料(pdf:3,971KB)
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最優秀発表賞
プログラム詳細 チュートリアル・ワークショップ
チュートリアル:そうなんだ!XDDP
時 間 | : | 10:00〜12:35 |
講 演 | : | (株)デンソー 古畑 慶次 |
 派生開発の何が難しいのか?そして、どこでつまずくのか? XDDPの対象である派生開発の問題を整理して、XDDPは何をどう解決するのかについて解説します。  チュートリアルでは、最初に、派生開発やXDDPについて、誤解されがちな3つのポイントを取り上げ、3つの観点からXDDPを考えていくことで、参加者の方に「そうだったのか!」と納得(ガッテン)して頂くことを目指します。  全くの初心者の方、XDDPに取り組んでいるのだけど何かしっくりこない方、導入を検討している管理者やSEPGの方、必見です! チュートリアル:テキスト(pdf:2,323KB)
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ワークショップ
時 間 | : | 14:25〜17:30 |
テーマ1 | : | XDDP入門の難所を考える |
テーマ リーダー | : | (株)イマテック/派生開発推進協議会 T3研究会 酒井 郁子 |
 XDDPは一人でも導入できる手法ですが、チームで取組み開発プロセスを変えるためには、皆で手法の要点と、それによる効果を理解・共有することが重要です。  本ワークショップでは、XDDPにこれから取り組む人にとって、    ・XDDPに取組む際の難所(苦労するところ、失敗しそうなところ)がどこか    ・その時の行動の問題点は何か を分析し、その難所を乗り越える策を検討します。それにより、現場で上手にXDDPを導入するための“足掛かり”を、ディスカッションの中で考えていきます。
       
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テーマ2 | : | 導入提案時の障壁の克服方法 |
テーマ リーダー | : | (株)日立製作所/派生開発推進協議会 T1研究会 八木 将計 |
 XDDPは、コーディングを留保してレビューを徹底する手法であり、従来と考え方を大きく変えなければならないため、導入提案すら大きな抵抗を受けやすい。
そこで、派生開発推進協議会 T1研究会では、XDDP導入提案のツール「マフィアオファーシート」を作成した。  今回は、このマフィアオファーシートをベースとして、ワークショップ参加者と共に「XDDP導入提案時の障壁の克服」というテーマで議論したいと考えている。 なお、本テーマは、経験論文「XDDP導入を断わることのできない提案」に基づいている。
       
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テーマ3 | : | PFDの賢い使い方、活用 |
テーマ リーダー | : | アイエックス・ナレッジ(株) 田中 一夫 |
 PFDはプロセスと成果物を矢印でつなぐ簡単な表記法で導入も容易ですが、PFDを書いたら書きっぱなしにするなど、開発現場ではうまく活用できていないことが多いようです。  プロセス設計だけでなく、プロジェクトのスケジュール、見積もりにも大変有効なツールであるPFDについて、導入方法から使い方について意見を出し合い、効果的な活用方法について議論しませんか。
       
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テーマ4 | : | スペックアウトのコツと勘所 |
テーマ リーダー | : | (株)日立情報制御ソリューションズ/派生開発推進協議会 T19研究会 小室 和彦 |
 スペックアウトは、限られた時間の中で、要求仕様と改修母体を結びつける大切な作業です。  類似製品開発経験に基く知見が豊富な場合や逆にほとんど知見が無い場合など、改修作業におかれる条件や制約は様々ですが、漏れなく、リーズナブルに、関係者が安心して合意できるスペックアウトのコツや勘所を追求しませんか。
       
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ポスターセッション
PRタイム | : | 12:25〜12:35 |
展 示 | : | 12:35〜14:25 |
「困ってませんか? 派生開発 〜XDDPはじめの一歩〜」 二歩めの一歩 (第二版)
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T3研究会 国広 洋一 |
 昨年、XDDPの概要を知ってもらうために、小冊子「困ってませんか? 派生開発 〜XDDPはじめの一歩〜」を公開しました。  その後、皆さんから頂いたご意見や研究会内での見直しを基に、改善した内容の一部をご紹介します。 また、参考出品として、英語版と中国語版の展示も行います。
       
ポスター1:データ(pdf:491KB)
 ※ アンケートをご記入していただくと、第2版 冊子がダウンロードしていただけます。   こちら >> http://enq-maker.com/fbdQdR0 (外部サイトに移動します) |
(影響箇所の気付き) 活動概要紹介
発表者 | : | 三菱電機メカトロニクスソフトウエア(株) / 派生開発推進協議会 T5研究会 小澤 等 |
 派生開発の難しい所は、既存に動作しているプログラムがあり、今回の開発で既存に対しての影響を見る必要がある所である。 この部分に関し効果的な方法はなく、影響箇所の調査不足といった不具合が散見されている。  本研究会では、この影響箇所を気づかせる方法に関し議論し、活動を進めている。 まだ、道半ばの状況であり、確実な成果として報告ができるものではないが、今までの活動に関し報告し、今後の計画も示し紹介する。
 
 
ポスター2:データ(pdf:815KB)
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XDDPを加速させる開発プロセスに則したソフトウェア構成管理
発表者 | : | (株)テクマトリックス 会田 圭司 |
 変更要求仕様書をベースとしたチケット駆動開発やトレーサビリティの確保を構成管理システムで実現する方法」をテーマとし、変更要求資料書の仕様をチケット化〜疎粒度のTM図の生成までの流れをご紹介します。  また、過去のリリースソフトウェアへ対する影響分析を行う際などに効果を発揮する管理手法についても取り上げます。
 
 
ポスター3:データ(pdf:838KB)
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派生開発・保守開発におけるソフトウェア構造解析ツールの活用
発表者 | : | (株)テクマトリックス 小向 順 |
 派生開発において発生しがちな「部分理解」による開発は、手戻り作業・重大なバグ・アーキテクチャ劣化などの問題を生み出します。  これらの問題に対処するため、ソフトウェア構造解析ツールを活用した「全体理解」の手法、および、「変更」によって発生する影響範囲の分析手法について紹介します。 さらに、変更要求・変更仕様・実装の関連を、トレーサビリティマトリクスによって管理する実現手法について紹介します。
       
ポスター4:データ(pdf:956KB)
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大規模システム開発におけるXDDP導入の課題と解決の方向性
発表者 | : | アズビル(株) / 派生開発推進協議会 T8研究会 木内 誠 |
 研究会で実施した計3回のアンケート分析を通じて、大規模システム開発におけるXDDP適用時の問題を深掘りし、課題を明らかにし、課題に対する具体的なアクションをまとめました。  3月に開催した第3回アフォードフォーラムでは、その結果報告と解決の方向性を説明し、3名のパネリストをお招きして、要求・設計・実装の観点からの課題解決のアイデアについて、ディスカッションしました。  今回の展示では、ここまでに至る経緯と成果を発表したします。
 
 
ポスター5:データ(pdf:1,529KB)
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XDDPによる派生開発からプロダクトライン開発への移行 〜課題と解決のヒント〜
発表者 | : | (株)日立情報制御ソリューションズ / 派生開発推進協議会 T14研究会 桜庭 恒一郎 |
 派生開発推進協議会 T14研究会では、「XDDPとSPLの連携」を研究テーマとして、XDDPを導入済みの組織がSPLに移行しようとする際の課題を抽出し、対応策の検討を進めてきました。XDDPとSPLの比較やSPLへの移行パターン例など、これまでの研究成果を発表します。
 
 
ポスター6:データ(pdf:323KB)
 ※ アンケートご記入していただくと、T14研究会でまとめた「SPLEにおける導入時の課題」を   ダウンロードしていただけます。   アンケートは、こちら >> http://enq-maker.com/72FUiea (外部サイトに移動します) |