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基調対談
清水代表を偲ぶ
〜 ペアXDDPに込めた清水代表の思いに迫る 〜
時 間 | : | 15:40〜17:10 | |
講演者 | : | 株式会社エクスモーション 梶本 和博 株式会社デンソー技研センター 古畑 慶次 株式会社エクスモーション 渡辺 博之 株式会社プロセスデザインエージェント 芝本 秀徳 | |
概 要 | : |
清水代表が闘病中、病床にありながら日本のソフトウェア産業の再興を心から願ってまとめあげた“ペアXDDP”。この“ペアXDDP”には、我々にどうしても伝えたかった清水代表の思いが込められている。基調対談では、清水代表が作成した資料を使って“ペアXDDP”を紐解き、技術的内容と清水代表がこの手法に託したメッセージを共有する。そして、清水代表の志を継いで活躍されている方々にご登壇頂き、清水代表を偲び、今後、我々はどうしていくべきかを考える。
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ワークショップ
PFDハンズオン
時 間 | : | 10:00〜12:00 |
講 師 | : | 派生開発推進協議会 T21研究会 |
概 要 | : | 成果物のイメージを取り違えたり、必要な情報が足りなくて、仕事が手戻ってしまうことがありませんか?PFD(Process Flow Diagram)を用いると、成果物とプロセスの関連を見える化できるため、事前に作業イメージやリスクが明確になり、仕事の手戻りを防ぐことができます。本ワークショップでは、PFDの書き方やメリットを演習形式で学びます。 ワークショップ:テキスト(pdf:2,901KB)
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本セッション
1. XDDP導入に躊躇する開発チームへのアシストとは
時 間 | : | 10:20〜11:00 |
発表者 | : | アンリツエンジニアリング株式会社 中村 勝志 |
弊社は過去にXDDPの導入、展開についての発表を行った。今回は第三弾としてXDDPの定着に向けた導入事例を報告する。 ある開発チームは、開発後半で発見された不具合によって混乱することが多かった。この状況を打破するために開発プロセスの改善が急務ではあったが、開発案件をこなすだけで手一杯の状態が続いていた。 本発表では、この状況を開発チーム自ら乗り越え、XDDP導入に成功した事例から気づいたノウハウを紹介する。 プログラム 1:講演資料(pdf:2,431KB)
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2. USDMでマネジメントシステムを派生開発する
〜国際標準規格(ISO/IEC/IEEE29119)を組織標準に的確に取り込む改訂作業を例に〜
時 間 | : | 11:05〜11:45 |
発表者 | : | IT検証産業協会 林 祥一 |
法規制や標準規格が次々と追加/改訂されることもあり、各企業等においては組織標準等の文書改訂が常に必要となる。 IVIAの「IT検証標準工法」も、後にこの領域の国際標準規格ができたことから改訂作業の最中にある。 作業をヌケモレない品質で効率よく実施しようと工夫する中で、この取り組みがマネジメントシステムの派生開発であると気がついた。 USDMを主に、このアナロジーを積極的に活用してみたところ、期待した効果が得られた。 他のマネジメントシステム等についても適用可能な汎用性のある方法論と考えられるので、今回報告する。 プログラム 2:講演資料(pdf:1,446KB)
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3. 私が始めた“働き方改革”
〜USDM、PFDで仕事は変わる!〜
時 間 | : | 13:20〜14:00 |
発表者 | : | 株式会社デンソー 石井 育美 株式会社デンソー技研センター 古畑 慶次 |
私は、技術リーダーを育成する活動の事務局として日程調整や会議設営を担当している。しかし、これらの作業は単調のため、業務はマンネリ化し、活動に貢献出来ていないのではないかと感じるようになった。そこで技術者が使用しているUSDM、PFDを用いて、事務局の仕事を整理し業務改善に取り組んだ。本発表では、USDM、PFDを用いたことにより、いかにコミュニケーションが改善し、活動の成果につながったかを発表する。 プログラム 3:講演資料(pdf:2,877KB)
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4. オープンソースERPパッケージに対する派生開発手法の提案
〜開発プロジェクトの事例をもとに〜
時 間 | : | 14:05〜14:45 |
発表者 | : | ハマゴムエイコム株式会社 岸 麻美 / 生井 雅志 / 土山 真由美 |
弊社は、オープンソースのERPパッケージをカスタマイズし、顧客にサービスを提供している。しかしながら、顧客の要求を実現するための派生開発では、要求やスコープがあいまいで短納期の開発であることが多い。本研究は、オープンソースERPを利用した派生開発において、開発手法や管理手法を工夫することで、オープンソースの技術リスクを回避し、短納期で一定の品質を担保した開発を実現した事例を紹介するものである。 |
5. スクラムXの提案
〜MDD/MBD開発へアジャイルXDDP適用提案、および、ライトなUSDMの提案〜
時 間 | : | 14:50〜15:30 |
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T6研究会 佐々木 俊正 |
T6研究会では昨年、派生開発とアジャイルの要素を融合したスクラムXを提案した。 今年は、プランニングにライトなUSDM、変更設計にモデルを適応することで、より派生開発とアジャイルの利点を享受できるスクラムXを定義することができた。 このスクラムXを実際のMBD開発に適応したところ、品質を落とさず開発スピードが向上する結果が得られたので、スクラムXの改善点とプロジェクトで得られた成果について報告する。 プログラム 5:講演資料(pdf:3,917KB) |
プログラム委員長賞
ベストプレゼンテーション賞
ポスター展示
PRタイム | : | 11:45〜12:10 |
展示時間 | : | 12:10〜15:35 |
ポスター1.「USDM」の支援ツールの作成をコツコツと始めました
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T15研究会 重松 信晶 |
MindMapデータを読み込みUSDM形式で表示させるViewerツールを作成しました。 今後はUSDMデータ規格化に向けて活動していく予定です。 現状機能でMindMapとUSDMのデータ相互変換が行えるので、MindMapで発散思考→USDMで収束思考→またMindMapで発散→…を繰り返し、アイデアレベルの要求を具体的な仕様にまで洗練していく期間を短縮できる効果があるところまで確認できています。 ポスター 1:発表資料(pdf:847KB)
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ポスター2. コード→状態遷移表→状態遷移図→仕様までのスペックアウトの実際
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T19研究会 |
本研究会では、派生開発におけるスペックアウトについて研究しています。 今年は昨年から少し前進させコードから状態遷移表、状態遷移図、仕様までのスペックアウト作業の実際を紹介します。 どのような作業を行えば昨年ポスターの「困りごと項目」を回避できるのか参考例を挙げてみました。 もちろん答えはひとつではないと思います。皆さまのご指摘・ご教示をお待ちしております。 ポスター 2:発表資料(pdf:1,094KB)
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ポスター3. T20研究会「モデル主体派生開発ガイド」紹介
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T20研究会 |
T20研究会では、2つの大きな課題に取り組んでいる。1つは、派生開発XDDPを実践している中で解決が困難な派生開発の課題についてモデルを導入することで解決を図ること。もう1つは、モデル駆動開発やモデルベース開発には明示されていない派生開発プロセスについて派生開発XDDPを導入することで確立させることである。今回は、前者の課題解決に向けて作成したガイドの展示である。 ポスター 3:発表資料(pdf:2,006KB)
発表資料(pdf:1,261KB)
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ポスター4.XDDP導入/定着の失敗事例に対する病理学的処方箋(第一版)の紹介
発表者 | : | 派生開発推進協議会 T22研究会 |
本研究会では失敗事例の研究から、失敗事例の「処方箋」と「症状チェッカー」をまとめた小冊子を作成した。 「処方箋」は失敗に対する対策と、失敗を繰り返さないための施策、予防策をまとめたものである。 「症状チェッカー」は、小冊子の利用者が適用すべき処方箋に素早くたどり着けるよう工夫したものである。 本ポスター展示では、本研究会の研究プロセスと、発行予定である小冊子「XDDP導入/定着の失敗事例に対する病理学的処方箋(第一版)」を紹介する。 ポスター 4:発表資料(pdf:812KB) |