「スペックアウト」でソースコードを理解しよう

イベント名 JaSST’20 Kansai(ソフトウェアテストシンポジウム 2020 関西)
講師

派生開発推進協議会(AFFORDD)関西部会 池田 祐一

 

講師プロフィール
主にFA分野のシステム開発に10年以上関わっています。
複数のプロジェクトをアウトソースしながら同時並行することになり、スクラム開発を試したところ、仕様漏れや思い誤り、設計の破綻に対処できず、不具合・仕様変更が多発。
打開策を探すなか「XDDP」に有効性を感じ、2013年に派生開発推進協議会に入会して、セミナーや資料、アドバイスを頼りに2年がかりで習得。
その後スムーズに開発を進め、ワークライフバランスを大幅に改善してきました。

概要 「ソースコードしかない」状況にどう対応していますか?
要件定義や設計のドキュメントを基に実装、テストを進めていくことが理想ですが、現実にはドキュメントが存在しなかったり、実態と合わない開発現場も数多くあります。
派生開発アプローチ「XDDP」では、変更の影響箇所を調査するために、ソースコードから設計図表へ「形を変えることを通して理解する」手法を定義し「スペックアウト」と名付けています。
スペックアウトを実践することで「設計の落とし所」も分かり、後工程に役立つドキュメントを整備していくことができます。
今回はこのようなスペックアウトの考え方と、テストでの活用を想定した手順・成果物のサンプルをご紹介します。