並行開発におけるSCRUMを応用したリソース最適化手法の提案~車載ソフトウェアの派生開発(車両展開)への適用とその効果~
イベント名 | 派生開発カンファレンス2016 |
---|---|
時間 | 10:50~11:30 |
発表者 | 株式会社デンソー 林健吾 |
概要 | XDDPを採用したとき、変更仕様を特定する調査・分析工数が開発の大部分を占めるため、開発量が正確に見積れないという問題がある。特に、並行開発においては開発量の変動が大きくなり、限られたリソースを各開発に最適に配置することは困難である。 この課題に対処するため、現状を把握するためのフレームワークであるSCRUMをXDDPに応用した。最初に、SCRUMのタイムボックスと仮想のストーリポイントで開発量を相対的に見積る。次に、実績をフィードバックすることにより、見積り精度を向上し、並行開発の計画を策定する。このプロセスを繰り返すことで、作業量を平準化してリソースを最適に配置することが可能となった。 |