レポート:関西部会 始動!

   派生開発推進協議会(以下、AFFORDD)の初地方部会である関西部会が動き始めました。
以下に、関西部会の活動の一部をご紹介します。

関西部会とは

   これまでAFFORDDは、主に東京・横浜を中心に各種活動しています。しかし会員の所在地は、北は北海道から南は九州までと広範囲。そのため、研究会に参加されている方の中には、研究会メンバーと直接会い細やかな情報交換ができないという問題がありました。 そこで、AFFORDDの2014年度の活動計画の中で、地方部会を立ち上げようという話が持ち上がりました。地方部会とは、それぞれの地域の会員が、自分たちのニーズに合わせて自主的に活動する機会を設けるため、所定の地域にて5名以上の会員により構成される研究会です。2013年6月の総会で発表後、いくつかの地域で部会設立の手が上がりました。関西部会はその中の一番手となります。

  >> 参照:AFFORDD地方部会の設立と活動についての細則

第2回会合の様子

   関西部会のメンバーは現在7名。関西部会の発起人である白川氏が会員メーリングリストでの募集に、各自が呼応して部会成立となりました。1回のみの呼びかけで、なんと現AFFORDD会員の関西地域在住者の約半分が手を上がられたという事になります。
   関西部会は、9月7日(土)に初回の会合が行われ、つづけて10月26日(土)に第2回が実施されました。

   第1回会合では、どのようなテーマで活動したいかのディスカッションが行われました。その中で、XDDP導入の障壁克服についてT1研究会の成果「マフィアオファー」を勉強・試行してみたいという意見があり、第2回会合ではT1研究会の八木氏を講師に迎えることなりました。 八木氏によるレクチャーに対し、部会メンバーからは活発な質問が発せられ、実施のポイントなどの検討が行われました。
   また、前日のAFFORDD勉強会@大阪に続き、清水代表も部会に参加されており、障壁克服に絡んで「ながら作業工数置換表」(*1) について紹介されました。清水代表の問題提起に対し、各自が職場の現状問題に照らし合わせた意見交換が行われ、従来作業において「ながら作業」の工数が計測できていない場合の対策などが話し合われました。

(*1) 従来作業からの変化に伴う工数増が障壁になる場合に、従来作業における「ながら作業」が、XDDP時はどのように削減されるかを見える化するための表。

今後の活動

   関西部会の今後は、AFFORDDの各研究会との連携や、外部での派生開発に関する研究論文等も参考にし、次のようなテーマでの活動を検討するということです。

  • XDDP実践時の効果の見せ方について
  • 派生開発毎の「変更箇所と影響範囲候補(影響範囲マップ)」の実現手段について

   また、今回レクチャーを受けた結果、マフィアオファーやながら作業置換表の用い方についても、スモールスタートで試行していくことを検討したいということでした。

関西部会からのメッセージ

もの創りの街、中小企業の街、おばちゃんの街、「関西」。
ネジ1本からロケット部品まで作っちゃいます。
この場所で「XDDP」という道具を使って、ソフトウェア開発の世界を一緒に変えて行きませんか?
スウィーツやお酒を交えながら、楽しく議論しています。
体験入会(?)OKですので、是非一度ご参加ください!




おまけ
   第2回会合およびその後の懇親会も、ざっくばらん・和気藹々といった感じで始終楽しい進行でした。 大阪からわざわざ京都まで移動した懇親会は、全員参加(もちろん自主的)! なんとも京都らしいお店で、昼には聞けないような ”ここだけの話” が深夜まで続きました。
   今後の関西部会では、会合とともにオモシロ懇親会が計画されるているようです。そんなユニークな関西部会の今後の活動・成果報告が楽しみです。

 2013年11月17日 レポート:AFFORDD運営委員 酒井