「派生開発カンファレンス2016」開催報告
カンファレンスご支援のお礼
去る2016年5月27日に横浜市開港記念会館において、派生開発カンファレンス2016を無事開催することができました。
ご発表いただいた皆様、後援・協賛してくださった諸団体、そして舞台裏を支えてくれたスタッフにお礼申しあげます。どうもありがとうございました!
今回は、基調講演1件、発表7件、ワークショップ3件、ポスター展示4件という構成でした。発表内容やみなさまとの会話をとおして、XDDPが広く活用され効果が出ていること、USDMが要求や仕様だけにとどまらず、さまざまなドキュメントの内容を整理するための標準的なテンプレートとして活用され始めていることがわかりました。
また、プロダクトライン開発と派生開発、アジャイル開発におけるSCRUMと派生開発を融合させた取り組みなどの発表もあり、適用範囲の広がりが実感できたカンファレンスでした。
基調講演では、派生開発推進協議会 代表 清水吉男が、「XDDPから「IoT」に挑む -困難な状況をチャンスに変える-」というタイトルで発表しました。XDDPで生産性を高めて時間を作り、その作った時間を、新規開発に備えるための準備に使わなければいけない、というメッセージでした。派生開発と新規開発を両立することが、私たちソフトウェア技術者に求められている大きなチャレンジであるということを再認識できました。
今日のソフトウェア開発の多くは派生開発です。これを効率的・効果的に行ない、関連するビジネスを成功させ、世界の人々の幸せにつなぐことが、開発に携わる人ひとりひとりに求められていると思います。そのための技術交流を、今後も促進していきますので、引き続き、積極的なご参加をよろしくお願いします!
2016年6月吉日
派生開発カンファレンス 実行委員長 小笠原 秀人
開催概要
開催日 | 2016年5月27日(金) |
---|---|
カンファレンス | 10:00~18:00 |
ワークショップ | 10:00~12:15 |
情報交換会 | 18:30~20:30 |
会場 |
横浜市開港記念会館 講堂・第1号室 会場はこちら |
【会場における注意事項等】
- 会館の利用について
会館ホームページのよくある質問「予約・申込・利用について」をご一読ください。 - 車椅子での来場
- 車椅子で来場の方は、カンファレンス申し込み時に、車椅子で来場の旨連絡事項にご記入ください。
- 車椅子利用の方が車で来場される場合には、会館内に駐車可能です。
- 車で来場される場合には、会館事務所にお問い合わせください。(電話 045-201-0708)
- 昼食
- 会場内での飲食はできません。予めご了承ください。
参加申し込み
参加募集
券種 | 募集人数*1 | お申込み種別・参加費 | |||
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会員*2 | 賛助会員*2 | 協賛団体会員*3 | 一般 | ||
カンファレンス (本セッションのみ) |
250人 | 3,000円 | 4,000円 | 4,000円 | 5,000円 |
ワークショップ | 24人 |
*1:ワークショップは、それぞれ満員になり次第締め切りとなります。
*2:派生開発推進協議会への入会申請中の方は、派生開発カンファレンス2016 事務局まで、お申し出ください。
*3:協賛団体については、下記の協賛リストをご参照ください。
募集人数 | 参加費 | |
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情報交換会*4 | 80人 | 4,000円 (お申込み種別 共通) |
*4:情報交換会のみのお申し込みは受け付けておりません。カンファレンスとセットでのお申込みをお願いいたします。
申し込み方法
こちらから、必要事項を記入してお申込みください。*5
<受付は終了いたしました>
※ お困りの際は、こちらをご覧下さい。 よくあるご質問(FAQ)
*5:スマートフォンおよびタブレット端末の一部機種では、お申込みページのチケット選択肢が正しく表示されない場合があります。恐れ入りますが、その場合、パソコンなどの端末からお申し込み下さい。または、派生開発カンファレンス2016事務局までご連絡ください。
募集締切り
2016年5月24日 (火) 15:00 ※ 締切りました。
個人情報の扱い
お申し込みに際して頂きました個人情報は、派生開発推進協議会が厳重に管理・保管し、当催事への参加者の把握と確認以外の目的に使用することはありません。
タイムテーブル
時間 | 本セッション・プログラム 【講堂】 |
ワークショップ・ポスター展示 【第一会議室】 |
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9:30~10:00 | 本セッション・ワークショップ 受付 | |
10:00~10:10 | 開会挨拶 |
【ワークショップ】 (10:00~12:15)
(10:50~12:15)
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10:10~10:50 |
レビューを成功させるためのトレーサビリティーマトリックス活用法 セイコーエプソン(株) 井口 雅人 |
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10:50~11:30 |
並行開発におけるSCRUMを応用したリソース最適化手法の提案 (株)デンソー 林 健吾 |
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11:30~12:10 |
派生開発推進協議会 T6研究会 星野 充史 |
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12:10~12:15 | ポスターPRタイム | |
12:15~13:30 | お昼休憩・ポスター展示【第一会議室】 | |
13:30~14:10 |
アイエックス・ナレッジ(株) 宮田 一平 |
【ポスター展示】
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14:10~14:50 |
USDMを用いた非機能要求の抽出 (株)デンソー 水藤 倫彰 |
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14:50~15:05 | 休憩 | |
15:05~15:45 |
プロダクトライン開発を見据えたシステム全体最適設計の取組み 日本精工(株) 高橋 寛之 |
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15:45~16:25 |
PFDを活用したドキュメント再構成による開発プロセスの改善 (株)デンソー 小島 裕次 |
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16:25~16:35 | 休憩 | |
16:35~17:25 |
【基調講演】 (株)システムクリエイツ、派生開発推進協議会代表 |
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17:25~17:35 | 休憩 | |
17:35~17:45 | 表彰式 | |
17:45~17:50 | 閉会挨拶 |
※ 派生開発カンファレンス2016ではTwitterを活用しています。
公式タグは #派生開発2016 です。
プログラム委員長賞
PFDを活用したドキュメント再構成による開発プロセスの改善
~車載通信モジュール開発における実施と効果予測~
株式会社デンソー 小島 裕次
ベストプレゼンテーション賞
プロダクトライン開発を見据えたシステム全体最適設計の取組み
~自動車:パワーステアリング開発における事例~
日本精工株式会社 高橋 寛之
主催
派生開発推進協議会
後援
- 独立行政法人 情報処理推進機構
- 横浜市経済局
協賛
- 一般社団法人 情報サービス産業協会 (JISA)
- 一般社団法人 神奈川県情報サービス産業協会(KIA)
- ソフトウェア技術者協会 (SEA)
- 財団法人 日本科学技術連盟(JUSE)
- 日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
- 一般社団法人 PMI日本支部
- 一般社団法人 組込みシステム技術協会 (JASA)
- 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 (JUAS)
- ソフトウェア・メインテナンス研究会 (SERC)
- NPO法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会 (SESSAME)
- NPO法人 TOPPERSプロジェクト
- NPO法人 ソフトウェアテスト技術振興協会 (ASTER)
主催者情報
カンファレンス委員会
- 実行委員長
小笠原 秀人 (株式会社東芝) - プログラム委員長
高橋 裕之 (ウイングアーク1st株式会社) - 実行委員
厚田 鳴海 (パナソニック ファクトリーソリューションズ株式会社)
池田 暁
江島 猛 (株式会社リコー)
小澤 等 (三菱電機メカトロニクスソフトウェア株式会社)
梶本 和博 (株式会社エクスモーション)
河野 岳史 (スパークスシステムズ ジャパン株式会社)
古畑 慶次 (株式会社デンソー技研センター)
斎藤 賢一 (株式会社エクスモーション)
坂井 昭一朗 (株式会社リコー)
清水 綾子
白瀧 伸一 (メルコ・パワー・システムズ株式会社)
永田 敦 (ソニー株式会社)
長友 優治 (株式会社ベリサーブ)
林 好一 (株式会社SRA)
福田 一郎 (株式会社小野測器)
福井 俊一 (ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社)
桝田 秀和 (日本ユニシス株式会社)
南 栄二 (セイコーエプソン株式会社)
本山 絢子 (ウィツ株式会社)
山崎 崇 (株式会社ベリサーブ)
山下 和加
山田 謙輔 (株式会社日立情報通信エンジニアリング)
八木 将計 (株式会社日立製作所)
渡辺 博之 (株式会社エクスモーション)
溝田 耕三 (アンリツエンジニアリング株式会社)
曽我 裕史 (株式会社両毛システムズ)
佐津川 勝彦 (パナソニック システムネットワークス株式会社)
派生開発推進協議会
- 代表 清水 吉男 (株式会社システムクリエイツ)
- 副代表 渡辺 博之 (株式会社エクスモーション)
お問い合わせ
その他、お問い合わせ事項がございましたら、
派生開発カンファレンス2016 事務局: affordd2016@event-rangers.jp まで