庵主の日記2

2002年6月30日 ようやく終わったWカップ

 1か月にわたって続けられた FIFA のワールドカップが、ブラジルの優勝でようやく幕を閉じた。1か月間、日本中をサッカー漬けにしたが、ワールドカップというものを、直接見ることができたことは、若い人たちにとって、世界が近づいたのではないか。とりわけ少年たちにとって大きな影響を与えただろう。

 大人たちも、毎日がサッカーの連続だっただろう。仕事にならなかった日もあっただろう。日本戦の当日(それも試合の最中)に講演を入れてしまったが、出席者も少し少なかったのではないか。今まで、特にサッカーに興味が無かった人たちの中にも、ベッカーとかジダンとかロナウドといった選手の名前は耳に残ったようだ。

 少年は、このあとサッカーで世界を目指すのもよし、別のスポーツで世界に出るのもよし、スポーツ以外で世界と組むのもまたよし。島国ニッポンにとって、なんとかこれを機会に世界で仕事をすることに道が開けることを期待したい。「島国」のままでは、どうにもならない。

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