庵主の日記2

2001年11月5日 ようやく解雇ルールの法制化が表面化

 先週の日曜日(11月4日)に、労働基準法第20条が封印されていることの影響について、私の意見をホームページに掲載したばかりですが、月曜日の新聞各紙に、「解雇ルールの法制化」が報道されています。別に、事前に情報を察知していたわけではないのですが、実にタイミング良く出てきたものです。あまりのタイミングの良さに、自分でも驚いています。というより、ホームページの掲載が1週間遅れれば、間の抜けたページになってしまったところですので、“危なかった!”というのが実感です。

 この記事にも「過去の裁判の判例で・・・」とあることから、私が指摘している判例が意識されているものと思われますので、法制化は、この判例を外す方向で進むものと思われます。もちろん、労働組合側の思惑は違った形で出てくるでしょうが、その点についの問題も、私のホームページに指摘しておきました。労働組合も、過去のしがらみから抜け出るときです。そうでないと、労働組合の存在自体が危うくなってしまいますし、日本は取り返しがつかないところまで行ってしまいます。

 しばらくは、成り行きを見守りたいと思いますが、時間がかかるようだと、元に戻ってしまうかもしれません。

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