「ET2012」スペシャルセッション開催報告

2012年11月16日(金)、ET2012のスペシャルセッションで「派生開発の問題解決セミナー」を開催しました。
これまで外部団体が主催するイベントでは、XDDPやUSDMなど個別のテーマで講演することはあっても、AFFORDDとして活動をアピールすることはなく、これが初めての試みでした。
今回の発表は2時間という枠の中で、派生開発の現場で起きる主要な問題の解説とXDDP(USDMを含む)、そしてPFDを紹介することにしました。これまでXDDPやUSDMが表に出ていたのですが、PFDがこれらを支えているということをアピールするのにちょうど良い機会と判断したものです。
そして最後に派生開発の取り組みからプロダクトラインへの道筋についての講演を実施しました。ソフトウェアシステムの規模が増大するなかで、既存のソースコードをベースに変更や機能追加を混乱なく実現できることはとても重要です。その方法としてXDDPとSPLEがあるのですが、これらの関係について詳しく解説してもらいました。

当日は会場の椅子を増やしていただくほどたくさんの方にご来場いただきました。また、ETの事務局の方で実施されたアンケートでもAFFORDDのセッションに非常に高い関心を示していただいています。
今日、「派生開発」は組み込み系の組織以外でも喫緊の課題になっています。そのような中で、AFFORDDの活動を少しでも多くの方に知ってもらうのに良い機会になったと思っています。

開催概要

タイトル 派生開発の問題解決セミナー
~XDDPでブレイクスルーを作り、ソフトウェア開発力UPに繋げよう~
日時 2012年11月16日(金) 10:00~12:00

プログラム

  プログラム

10:00~10:30
派生開発推進協議会のご紹介

派生開発推進協議会 運営委員/(株)イマテック 酒井 郁子

1

10:10~10:40
派生開発の現状と問題点と対応の重要性について

派生開発推進協議会 代表/(株)システムクリエイツ 清水 吉男

2

10:40~11:00
プロセスを設計する PFDによるプロセスの表現と設計

(株)エクスモーション 梶本 和博

3

11:00~11:40
派生開発におけるプロセス構築 ~XDDPからアーキテクチャ再構築へ~

(株)デンソー技研センター 古畑 慶次

4

11:40~12:00
XDDPによる派生開発からプロダクトライン開発へ

(株)日立情報制御ソリューションズ 櫻庭 恒一郎