「AFFORDDカンファレンス2026」発表募集のご案内
【名称変更のお知らせ】本カンファレンスは、これまで「派生開発カンファレンス」の名称で開催してきましたが、2026年より「AFFORDDカンファレンス」として開催いたします。主催(派生開発推進協議会:AFFORDD)や開催趣旨・募集内容は従来の流れを引き継ぎ、より多くの方に活動を分かりやすくお届けするための名称変更です。
AFFORDDカンファレンスは、「派生開発」に関わる皆さまが一堂に会し、現場で役立つ実践的な技術・経験・ノウハウ・研究成果を共有し、情報交換する場です。これまで多くの事例が持ち寄られ、取り組みの精度を高め、これから取り組む方々の指針となる機会を目指してきました。
まさに今、生成AIの進展により、派生開発の現場も大きな転換期を迎えています。そこで今回は、生成AIを開発に取り入れた現場の経験を特に歓迎します。成功談だけでなく、試行錯誤や失敗から得た学びも含め、現場での判断や工夫が伝わる発表をお待ちしています。
特に「始めたばかりで手探り」「小さく試した」という内容も、同じ立派な“現場の知見”として歓迎します。
なお、生成AIにかかわらない発表も、これまで通り幅広く募集します。
(例)
- まずは一部署/一チームで試してみた:議事録要約、設計メモのたたき台、コード理解支援など(PoC/試行段階でもOK)
- 既存資産(仕様書・設計書・変更履歴・コード)を読むために生成AIを使ってみた:効果/限界/社内ルール面の気づき
- プロンプトの“型”を作ってみた(テンプレ化、禁止事項、入力の揃え方)—まだ改善途中の共有でもOK
- レビューやテストで使ってみた:レビュー観点の洗い出し、テスト観点の抜け漏れチェック、想定外の出力への対処
- うまくいかなかった/やめた判断:期待したほど効果が出なかった理由、事故りかけた点、撤退基準と学び
- 導入前提の整備に取り組んだ:ガイドライン、教育、利用申請フロー、ログ/メトリクスの取り方(整備フェーズ歓迎)
- 「派生開発」文脈(仕様の再利用、差分管理、共通理解、手戻り削減)と生成AIの相性を試した話
- 生成AIの活用によって、仕様化・設計・実装・レビュー・テスト・運用がどう変わったか(成熟事例も歓迎)
成功談も失敗談も歓迎です。特に、現場での判断や工夫が具体的に共有できる発表をお待ちしています。
AFFORDDカンファレンス2026 開催概要
| 開催日 | 2026年5月22日(金) |
|---|---|
| 会場 | 横浜開港記念会館 |
| 主催 | 派生開発推進協議会(AFFORDD) |
| プログラム概要(予定) | 一般発表、基調講演、協議会活動報告、ワークショップ |
カンファレンスのメインテーマ
『進化する協働 派生開発のMIRAI』
今回のカンファレンスのテーマは『進化する協働 派生開発のMIRAI』です。
ソフトウェア開発はAIの進展で大きな転換期を迎えています。この転換期において、私たちは“誰と、どう協働して開発を進めるのか”を改めて問い直す必要があります。そこで今回のテーマを『進化する協働 派生開発のMIRAI』としました。
ここでいう「協働」は、これまでの人と人の協働に加え、生成AIが開発に入り込むことで生まれる 人とAIの協働まで含めています。生成AIは強力ですが、前提が曖昧なままでは出力が揺らぎ、合意形成や品質確保が難しくなることがあります。だからこそ私たちは、人との協働で培ってきた派生開発の知恵――とりわけ、文章による共通理解と無駄のないプロセス――を、AIとの協働へ拡張していくことが重要だと考えています。
特に、これまで人との協働で効果を発揮してきた XDDP/USDM/PFD といった考え方・手法は、協働の相手が生成AIになったときにこそ、共通理解を揃え、判断の根拠を残し、無駄のないプロセスを回すための“土台”として、より効果を発揮していくはずです。AFFORDDの精神である「無駄のないプロセスと共通理解」を大切にしながら、派生開発の未来のあり方をともに描きます。
募集内容
XDDP※1、USDM※2、PFD※3に関連する内容だけでなく、アジャイルやSPL、DevOpsなど派生開発のあらゆる場面における幅広い案、適用事例を募集します。
※1 XDDP:eXtreme Derivative Development Process
※2 USDM:Universal Specification Describing Manner
※3 PFD:Process Flow Diagram
募集カテゴリー
研究論文、経験論文、経験発表募集
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研究論文(論文) |
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|---|---|
| 経験発表(発表) |
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応募方法
対応するカテゴリの応募シートを作成し、下記フォームにて投稿下さい。
応募締切 : 2026年2月27日 (金) 24:00
応募後、採否審査を⾏います。採⽤されましたら、採否通知の指定方法にて、締切までに原稿を送付下さい。
原稿締切 : 2026年4月24日 (金) 24:00
【お願い】
- 論文原稿および発表資料は本協議会Webサイトで公開する予定です。原稿の投稿までに所属組織での手続きを終わらせてください。
- 採用決定後の発表の取り下げはご容赦ください。
- 論文、発表資料は日本語で執筆、発表してください。
投稿フォーム
採否審査
ご応募いただいた発表概要は、当カンファレンスのプログラム委員会で査読を行い、採否を審査します。
採否審査では、記載された内容について、次の観点から総合的に評価を行います。
- カンファレンスのテーマとの合致性
- 内容の重要性、有⽤性、新規性
- カンファレンス内プログラムの全体バランス
採否審査の結果は、3月上旬にメールにて通知します。
発表者特典
発表の代表者1名はカンファレンスおよび情報交換会参加費が無料となります。
申込み~発表までのスケジュール
研究論文、経験論文、経験発表
| 応募・投稿受付開始 | 2025年12月29日 (月) |
|---|---|
| 採否通知 | 2026年3月上旬 |
| 初稿原稿提出締切 | 2026年4月24日 (金) |
| 最終原稿提出締切 | 2026年5月15日 (金) |
※ 論文原稿は本協議会Webサイトで公開する予定です。
個人情報の扱い
ご応募頂きました個人情報は、派生開発推進協議会が厳重に管理・保管し、以下の目的以外に使用することはありません。
- AFFORDDカンファレンス2026 プログラム委員会、および派生開発推進協議会からの連絡
- 予稿集(印刷物、Web版など)への掲載
問い合わせ先
- 募集、投稿に関する問い合わせは「AFFORDDカンファレンス専用メールアドレス (syp「アット」affordd.jp)」まで
- 派生開発推進協議会に関する問い合わせは「派生開発推進協議会 (query「アット」affordd.jp)」まで
※「アット」は”@”に置き換えてください

