「ET2019」AFFORDDスペシャルセッション実施報告

派生開発において、ソースコードの元となった「考え」である「設計」が崩れると処理とデータのまとまりがなくなり、ソフトウェアの品質低下に歯止めが利かなくなる。派生開発プロセスXDDPでは変更要求仕様書に重きを置きがちであるが、ロングレンジで見れば設計の良し悪しは変更作業の効率や品質に大きな影響を与える。流用元の設計品質が良くないと、変更作業に負荷がかかるだけでなくモレなどの不具合の原因になる。設計品質を改善せず、新たに加えた変更の仕方が悪いと、その後の開発は指数関数的に効率と品質の低下を招くことになる。本セッションでは、まず派生開発プロセスの基本と事例を共有し、その後守りのスペックアウト、攻めのアーキテクチャ再構築法を共有する。

開催概要

タイトル 派生開発問題解決セミナー2019
~派生開発プロセスの基本と発展 守りから攻めの派生開発へ~
日時 2019年11月22日(金) 14:00~16:00
場所 パシフィコ横浜 会議センター2階[211+212]

プログラム

  プログラム
1

14:00~14:35
AFFORDDの活動とXDDPの成り立ち・PFD(Process Flow Diagram)の基本

アンリツエンジニアリング株式会社 共通基盤開発部 システムエンジニア 南部 妙水

2
3

14:35~15:00
XDDP導入によるソフトウェアプロセスの改善

三菱電機コントロールソフトウェア株式会社 技術部 課長 笹田 朋邦

4

15:05~15:30
スペックアウトによる設計仕様の理解

アンリツエンジニアリング株式会社 第1事業部 井貝 智行

5

15:30~15:55
アーキテクチャ再構築法(簡易分析法)

派生開発推進協議会 池田 祐一