「派生開発カンファレンス2024」開催報告

去る2024年5月24日、第14回「派生開発カンファレンス2024」を無事に開催することができました。

昨年に引き続き共催いただいた早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所様、ご発表いただいた皆様、スポンサーのスパークスシステムズジャパン様・エクスモーション様、後援・協賛いただいた諸団体、カンファレンス運営を支えてくれたスタッフ、そして参加者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今年は基調講演1件、経験発表3件、スポンサーセッション、AFFORDDマニフェスト報告、ワークショップ2件、AFFORDD活動の紹介など、内容が非常に充実していました。昨年ほどの参加者数には達しませんでしたが、内容の濃いカンファレンスとなり、特に基調講演の登様のお話には聴講者が魅了されていました。

「新時代の開発に楽しさを」というテーマのもと、1つ1つの発表に対して参加の皆さんが目を輝かせ、楽しんで聴講されている姿が印象的でした。ソフトウェアがこれまで以上に重要な時代に、新たな技術や手法が驚異的なスピードで進化しています。しかし、どんなに新しい時代になっても、良い開発の根本的な「考え方」は支え続けてくれます。USDMやXDDP、PFDが生まれた時代に比べて現在は大きく進化しましたが、その基本的な「考え方」は様々な開発に応用できることが経験発表からもうかがえました。

現在、派生開発でお悩みの方はXDDPを導入することで混乱を解消して時間を手に入れて、新しい開発技術に挑戦することができます。すでにモダンな開発に取り組んでいる方も、派生開発の考え方を取り入れることでさらに進化できるかもしれません。派生開発は今後も続いていきます。より良い製品とものづくりを実現し、業界の競争力を維持・向上させるために、今後も技術交流を促進してまいります。

2024年6月 吉日
派生開発カンファレンス2024 実行委員長
斎藤 賢一