CMMってなに?
CMMは、ソフトウェア・プロセスの成熟度(組織の開発能力)を改善していくための効果的な“手順”を示したものです。その背景には、ソフトウェア・プロセス(開発組織)の能力を5段階の「成熟度」で分類し、その組織のレベルに適した取り組み方法があるという考え方です。
したがって、前提となるのは、今、自分たちの組織の状態(レベル)を知ることで、それを「アセスメント」という手続きによって知ることになります。そこで、今のレベルを知ると同時に、スキルの過不足をも知ることができるはずで、それによって次のレベルに引き上げるための取り組みを認識することになります。
CMMというのは、そのような「組織の能力改善モデル」ということです。
なお、レベル2への取り組みとしてていあんされている主要なテーマは、ソフトウェアの開発組織に限るものではありません。実際、H/Wの組織に対しても有効であることを、私自身確認しています。