「派生開発カンファレンス2025」開催報告
去る2025年5月23日、第15回「派生開発カンファレンス2025」を無事に開催することができました。
ご発表いただいた皆様、スポンサーのエクスモーション様、後援・協賛いただいた諸団体、横浜市開港記念会館の関係者の方、カンファレンス運営を支えてくれたスタッフ、そして参加者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今年は基調講演1件、経験発表4件、研究会発表1件、ワークショップ、スポンサーセッション、ポスター発表など、内容が非常に充実していました。経験発表では様々な視点での派生開発の実践内容が共有され、質疑が大変盛り上がりました。ポスター発表も盛況で、様々な議論がなされていました。また、多くのセッションで生成AIの活用に対する言及が見られました。経験発表やポスターセッションで生成AIに関する報告や討議ができたことは実りある活動であったと思います。基調講演については、生成AIを活用した今後の開発プロセスについて示唆のある、かつ直ぐに実践してみようと感じられる大変素晴らしい内容となりました。
今回は『もっと楽(AFFORDD)しよう!』というテーマを掲げ、仕事上の時間に「余裕(ラク)」と「楽しさ」を生み出し、実りある仕事人としての人生を歩むためのヒントを皆で共有する場を作ることを目指しました。カンファレンス開始時と同じ横浜市開港記念会館の地で日常と離れた雰囲気の中、開発についてひたすら考え討議する1日を過ごすことは、開発者として多くの刺激を得られたものと思います。
いま、生成AIの技術がプログラマを不要にするのではないか、仕事自体が奪われてしまうのではないか、そういった未来予測が宣伝されています。開発者としていかに生きるべきか、日々を過ごすべきかについて不安に感じる人も多いでしょう。私たちはソフトウェアを中心としたエンジニアリングを共に悩む仲間として、その不安に共に向き合うことができます。
より良いものをより安く、より広く提供することは、私たちが世の中に貢献するとともに、自らのキャリアを拓く最善の手段と考えます。派生開発カンファレンスとして技術者の交流の機会を与え続けることにより、業界の競争力を維持向上させることを目指し、今後とも技術交流を促進してまいります。
2025年6月 吉日
派生開発カンファレンス2025 実行委員長
桝田 秀和
ベストプレゼンテーション賞

業務用機器ソフトウェア新規開発における派生開発思考の活用による効率化戦略
~機種バリエーションを見据えた設計で、開発負荷低減と製品付加価値向上を両立~
リベラルロジック株式会社
中村晋一郎
カンファレンス委員会
- 実行委員長
桝田 秀和 (BIPROGY株式会社) - 副実行委員長
斎藤 賢一 (株式会社エクスモーション) - PMO
永田 敦 (株式会社日本総合研究所)
八木 将計 (株式会社日立製作所) - プログラム委員長
吉原 政智 (柔禅システム開発) - プログラム副委員長
曽我 裕史 (株式会社両毛システムズ) - 実行委員
秋山 友秀 (株式会社エクスモーション)
井口 雅人 (派生開発推進協議会)
伊藤 建一 (ウルシステムズ株式会社)
小笠原 秀人 (千葉工業大学)
加瀬 裕士 (株式会社エクスモーション)
工藤 寛 (NECプラットフォームズ株式会社)
河野 岳史 (スパークスシステムズ ジャパン株式会社)
佐伯 栄亮 (株式会社エクスモーション)
佐藤 肇 (派生開発推進協議会)
高橋 久憲 (株式会社エクスモーション)
長友 優治 (株式会社M2X)
新島 隆一 (株式会社両毛システムズ)
山下 和加 (株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社)
山田 智司 (株式会社アドヴィックス) - 事務局
吉田 剛之 (派生開発推進協議会)

派生開発推進協議会
- 代表 斎藤 賢一 (株式会社エクスモーション)